昨日は、とある相談事業の検討会議に参加しました。
そこで耳にした単語が「ナッジ(nudge)」(肘で軽く突く)でした。2017年にノーベル経済学賞を受賞した理論なのだそうです。
選択を迷っている時、行動に移せないようなときに案内や説明があれば、自分が必要としている行動を選択できる。
ということが期待できます。
カスタマーセンターなどに電話をかけると、音声ガイダンスで選択肢を選んでボタンを押すと、その担当につながれるということは多くの人が経験していることでしょう。
「へ~」と思ったのは、この他の代表例でした。
ある空港で清掃費を削減する方法なのですが。
日本の男性には馴染みのある光景でもあります。
公共の小便器には的や虫のシールが便器内に貼られています。
そう、おしっこをもらさないようにシールめがけてするようになるんです!
男って単純(笑)。
でもこれだけのことで床の汚れは統計的に有意なほど効果があったそうです。しかも、あると楽しんでトイレしてしまう。
日本の道路わきに不法投棄を予防するのに、小さな鳥居が置かれてあることがありますが、あれもそうなのでしょうね。
何かの行動を誘発したり、抑制する目印があると人の行動は変わる!
昨日の会議では、この相談事業が本当に必要とする人に使ってもらうための工夫(反対に目的外利用な人にも前もって気づいてもらうメリットもある)を話あっていて、経済学の大学の先生が示唆してくだったのでした。
やはり、「不明な点は専門家に聞く」というのは非常に助けになります。
ナッジについてはインターネット検索で色々紹介されていますので、詳細はそちらで学んでください。
人にとって、有益な選択となるよう使われてほしいものです。
今日の残りがいい時間となるには、あなたはどう過ごしたらいいでしょうか?
それでは。
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