2019年10月13日(日)のブログです。
(写真は数年前に山中湖諏訪神社前での虹です)
台風一過。我が家と周辺は台風の被害はありませんでした。
今朝のテレビの報道で各地の川の氾濫の惨状を見て絶句しました。
被災された方を思うと言葉がありません。
ここが苦の底で、どうか一時でも早く安住の地が戻りますように。
自然を前にすると私たちの日常の安全は脆いものです。
絶対に変わらないというものはないということを痛感しました。
そしてこれもまた時間とともに過ぎ去っていくのでしょう。
今朝、書棚から手に取ったのは、「フランクルに学ぶ~生きる意味を発見する30章」
(斉藤啓一著 日本教文社 2000年)でした。
『絶望とは、もうすぐ新しい自分と新しい希望が生まれてくるという前兆である』
(V.E.フランクル)
また、フランクルは「相当の苦難にも人は耐えられるが、意味の喪失には耐えられない」
といいます。
ユダヤ人でナチスの捕虜として苦境を耐え抜いて解放されて家に帰還したときに、
妻や親類の死を知ったフランクルは、意味の喪失を味わったといいます。
意味の喪失は自分の思いが外れることといえます。
「こうなればいい。こうしよう。こうなるはずだ」という希望が
外れることもありえます。
どうかそれでもけっして空しく思わないでほしいと思います。
生きる意味は、自分が思っている枠の外にもあるものです。
今苦しみや現実の対応に忙しく生きる人には本を手に取る余裕はないでしょう。
こうして希望を支えるに足る必要な部分が、必要な方に届くことを願います。
絶望的な状況にあってもあきらめず生き抜いてください。
不空(むなしからず)です。
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