2019年5月20日(月)のブログです。
(GW中に乾徳山の登山口の吉祥寺から見えた水平の虹です)
昨日はブログに落語や仏教の説教の極意とされることを書きました。
「初めしんみり、中おかしく、しまい尊く言い習わし」
落語が生み出される過程にも仏教が関わっているからなんですね。
それはあるお坊さんが落語を創ったようなものらしいのです。
落語のように面白おかしく、時には泣かせる語りで人生の機微を説ければ最高です。
そんなカウンセリングを私は心がけています。
さて、
昨日の説教の極意というものをTVで紹介していた、
僧侶の釈徹宗さんが監修していたある番組で、
仏教のお話のひとつの維摩経(ゆいまぎょう)の解説番組がありました。
今日はその時の解説テキストを読み直しています。
人間を援助する原点のひとつの体系は仏教にあると思います。
日本人に最も馴染みやすい人間理解の体系ともいえるでしょう。
その仏教の経典のひとつの維摩経は、お寺のお坊さんのような
出家して仏道修行をする人ではなく、俗世間で生活する人のための
教えでもあるとされているところが特徴のようです。
その教えのある一点は、
自分の都合をできるだけ小さくして生きる。
ことであると解説されています。
自分の都合とは、
自分の人やものに対する思いといえるでしょうか。
自分の思いを小さく、もしくは手放すこと。
この体験を広げていくことは、
今流行りの”マインドフルネス”そのものです。
そしてマインドフルネスと言われたり、仏教の説く人間関係論は、
心理カウンセリングで自己理解を得て、進んで行く治療の道と同じものだと
私は思いました。
これは親、夫婦、子どもとの関係、日常の人間関係全般に役立つものです。
とらわれ、こだわりを理解し手放してみる。
ここを目指してみることで人生は変化しはじめるでしょう。
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