2019年2月4日(月)立春の日のブログです。
暦(こよみ)では春の始まりということです。
今日は河口湖での仕事でした。
画像のように強風で雲の動きが面白いのでした。
「立ち上る雲」のような勢いを感じました。
新年度に向けて勢いをつけていこうという気持ちになりました。
私は目に映る光景に意味を感じたり、意味付けをして行動選択の材料にしています。
立春という節目にいい光景を見させていただきました。
人の一生は苦しみを内在しているもので、
仏教の開祖の釈迦は生老病死に苦があると説いたそうです。
苦しみからの解放を常に求めているのが人であると思います。
苦しんでいい。
苦しむのは当たり前なのだから、苦しみに向き合う中で幸福を見つける。
その連続が人生という風に考えています。
先日、小学生のお母さんのカウンセリングで、
ご自分の人生の苦しみの解放を報告くださいました。
自分の中での家族に対する憎しみや怒り。
それを感じてしまう自分の苦しみがありました。
カウンセリングでは、
憎しみや怒りを思い浮かぶまま紙に書き出してと宿題を出させていただきました。
帰宅した後、寝る前に書き出しているうちにふっとその家族のことを許せたそうです。
そのあとに時間を共に過ごしていても今までのような怒りの感情が浮かばなくなったようです。
紙に書き出すことで、苦しみからの解放という自己治癒力を引き出したのだと思います。
相手を許し、自分を許すということが発生したのでしょう。
人が苦しみから解放される。
苦しみは自分の中にありつづける念。
虚心に向き合ってみると、雲が散り霧が消えるように解放が生じることもあります。
風が吹くと苦しみの雲が動き形を変えるといえるかもしれません。
カウンセリングの一回にひとつでも、
ほんの小さな苦しみに変化が起こることを繰り返していくことが、
人が幸せを自身の内側に発見したり、今ある幸せに気づくことにつながるのでしょう。