FC2ブログ

相手の身になる技法

12月19日(火曜日)です。

先日、子どもさんのことで相談に見えられたお母さんから、
4回ほどの来談で状況が良い方向に変化して喜んでいると報告をもらいました。

子どもが言う事を聞かず、忘れ物が多く、
時間が守れない、弟に暴力的にあたるというようなお母さんのお悩みでした。

感謝とともに「見透かされている感じがしてました。」
というカウンセラーに対する感想もいただきました。

「見透かされている」というのは、
心理カウンセラーが与える恐怖心のようなものでもあるみたいです。


以前からカウンセリングを受けたことがない人たちから、
カウンセリングの話題になると、事あるごとによく言われていました。

いわば聞き慣れた言葉ではあります。


ですが、先日の相談者から「見透かされている」は考えさせれる感想でした。

相談中の方の動作や心情を見透かしていた様に言葉を伝えた。

ということらしいのです。

カウンセリングの技法に「相手の身になる」という意識を大切にしています。

この「相手の身になる」とカウンセラーとしての私の意識とは別に、

相談者の気持ちや状況が思い浮かぶような実感が湧いてきます。

言語情報だけでなく身振り、表情、音声などの「ここで今」起こっていることに集中して、

そこから思い浮かぶことを相談者に伝えてみる。

「見透かされているように」は一種のお母さんへの深い共感の表現である。

そのような思いに至りました。

この相談では、

お母さんの子どもさんへの思いや苦慮が言葉になって

新しい視点や思いとなって対応が変わっていった。

そういうプロセスがあったのだと思います。

意識というのは一人ではわかっていても変わらないことも、

誰かに相談することで意識と行動が変わると信じてカウンセラーをしています。


自分を信頼して変わろうとする意欲を引き出せたら、状況は変わり始めます。

そういうお手伝いが心理援助と言えそうです。

マスターカウンセラーの道はまだまだですが、お役に立てて光栄です。

感謝。


関連記事

0 Comments

There are no comments yet.

Leave a comment